どうもUber Eats(ウーバーイーツ)で配達パートーナーやってます。TOMIOです。
今回の企画は、東京→大阪への片道切符とUber Eatsのバッグ、そして自転車だけを持って大阪に行き、帰りの新幹線代を配達で稼いで帰ってくるというもの。
観光しながら稼ぐ!これが新感覚ブレジャーだ!
観光と労働を兼ねた全く新しい遊びを提案します。
ブレジャーっていうのは、ビジネス+レジャーのことです。
輪行とは
輪行とは電車などの公共機関を利用して、自転車を運ぶこと。
遠く離れた地での自転車旅行を楽しむための手段のひとつである。
元々は、大阪へ移動後自転車を借りる構想だったが、せっかくなので普段の配達で使い慣れたロードバイク(借り物)を輪行することにした。
輪行のおススメは新幹線
輪行には、新幹線、夜行バス、飛行機、はたまた青春18切符での各駅停車など色々な案が浮上し、最初は夜行バスの予定だったのだが、代金の支払いを忘れてしまいキャンセル。
結果、新幹線での輪行となったがこれは正解だった。
まず、夜行バスで輪行する場合、事前に輪行の旨をバス会社に通達するか輪行用の夜行バスを予約する必要があり、非常に面倒なのである。
しかも、輪行を受け入れてくれるバスは非常に少なく、かなり早めの予約が必要なため臨機応変な日程調整が効かず不便。しかも、料金も追加で費用がかかる場合がほとんどなので、夜行バスの料金が安いという最大のメリットが損なわれてしまう。
その点、新幹線は予約も不要で、追加料金も一切ナシ。帰省や旅行シーズンでなければ自由席で問題なく輪行できる。もちろん今回も自由席だ。
飛行機での輪行は気圧の変化でタイヤがパンクするとかいう噂もあった(空気を抜けば問題ないが面倒くさい)し、そもそも空港まで遠いのでやめた。
輪行の手順
輪行専用のバッグがあるので、まずは購入しよう。
自転車は基本的にタイヤを外すだけでOK。フレームと重ねて袋に入れる。
エンド金具というフレームを保護するアイテムも推奨されているが、今回僕は輪行袋だけで強行した。(結果的に問題は無かったが、万一に備えてエンド金具は用意したほうが良いと思う。)
新幹線での輪行は特に手続きなどは必要なく、大きな荷物として普通に乗り込むことができる。
ただし、袋から自転車の一部からはみ出ていると注意を受けることもあるらしいので気を付けること。
新幹線に乗り込んだら、車両の最後部を陣取り座席の後ろにバッグを収めた。
輪行は体力を使う
今回、初めての輪行だったが、非常に体力を消耗した。
いくら軽いロードバイクといえど、バッグに入れて持ち運ぶのは苦労する。取り回しが悪く、改札を通るのも大変。
ハァハァ….移動するだけで疲れた。
さらに今回は、デカいUber Eatsのバッグも背負っているから余計に疲れた。まずは普通に輪行に慣れたほうがいいかもしれない。
大阪でのUber Eats配達
さて、今回の輪行がただの輪行ではないのは、自転車旅行ではなくUber Eatsで稼ごうというところ。
東京で稼働していても知らないお店や道を発見できるUber Eats配達業だが、自分のまったく知らない街で稼働するとなおさら楽しい。
自転車旅行とお金稼ぎを両立させる最高にナウなブレジャーのポイントを紹介しよう。
ブレジャーできるぜ☆Uber Eats配達
輪行Uber Eatsは稼げるのか?
ぶっちゃけた話、輪行して稼げるのか?ここは大きなポイントだろう。
ハッキリ言いましょう。稼げません。(2019年現在)
それには2つの大きな理由がある。
①ブースト・インセンティブが無効化
Uber Eatsの配達業で効率よく稼ぐためには必須のブーストと回数によるインセンティブ。
この二つが大阪ではどちらも適用されなかった。
まず1配達あたりの売上が微増するブーストは登録したエリア以外では基本つかないようになっているようだ。(登録地の変更が必要)
また休日や雨の日に発生する回数インセンティブもエリア外では発生しないようだ。 (登録地の変更が必要)
(大阪稼働1日目の夕方は雨で、大阪登録のほとんどの配達員にはインセンティブがついていたようだが、自分にはなかった。)
さらに、数日間にかけて回数インセンティブ、いわゆる通しクエストも対象にならず、大阪での配達はカウントされていなかった。
特に、東京と比べると基本単価の低い東京千葉埼玉以外のエリアではこのブースト無・インセ無は報酬が目に見えて減ってしまう。
東京ではブーストやインセンティブ込みで単価500円近くなるような配達が300円ちょっとと表示されたときは涙も出なかった。
登録地を変更しても反映までは数日~数週間かかる。
②土地勘の無さが致命的
これは、Uber Eatsの配達にある程度慣れたから故の問題ではあるが、やはり土地勘がないのは普段の走り慣れた東京と比べると致命的だった。
例えば、リクエストが来た時、パッと見てそれが近いのか遠いのか瞬時に判断できない。
仮に、近い!と思ってリクエストを受けても大きく迂回する羽目になったり、店舗になかなか辿り着けないなど、まるで配達初心者かのような立ち回りになってしまった。
以上のことから、稼ぐことを目的に輪行すると痛い目を見るので注意しよう。
登録を東京から大阪に変更することでブースト・インセが適用されるようになるが、タイムラグがあるようなので、長期間滞在する以外ほとんど意味が無い。
結果的に、17時間稼働、37件の配達で13982円。1件あたりの単価は377円、時給換算で822円と悲惨な数字となった。
逆に、東京は基本単価がそこそこ高いため、東京千葉埼玉以外のエリアから東京へ輪行する場合はこの限りではない。
Uber Eats輪行の楽しみ方
さて登録エリア外での稼働では大した成果が上がらないことはおわかりいただけただろうか。
しかし、世の中金が全てじゃない。
Uber Eats輪行のささやかな楽しみ方をお伝えしよう。
ノープラン観光
普通、観光で街を巡るとなれば様々なプランを練る必要がある。何時にここに到着して、何時にここを出発して…
しかし、Uber Eatsで稼働しながらの観光はノープラン。ゆえにノーストレス。
ただアプリに呼ばれるままに、流されるままに。
観光地へ偶然に辿り着くこの感覚こそまさに旅。普通の旅行では味わえない感動を与えてくれる。
そんなノープラン観光でも、大阪城、新世界、道頓堀、西成、飛田新地…などなど見所の多いスポットを抑えることはできたので申し分ないだろう。
別エリアの配達パートナーとの交流
今回は、Twitterなどで告知していた甲斐もあり、大阪で活動する配達パートナーさんたちと交流する機会が設けられた。
普段走らない街の、ここが鳴るここが鳴らない、この橋は渡りたくない、この店は…などなど、有益な情報をもらえたり
逆に、東京はこんな感じだよ〜と情報を提供したりした。
大阪の配達パートナーたちオススメのお店を紹介してもらったり至れり尽くせりである。
【たこぴん】『たこ焼き&たこたま』これが大阪のたこ焼きや!! 【にくまるや本店】『ホルモン丼』このパンチ力、丼なもんじゃい!!
少し話は逸れるが、
あとは単純に、大阪の人たちはノリが良かった。人見知りで陰キャな僕でも暖かく迎え入れてくれた。
配達員でもなんでもないその辺のおっさんに話しかけられたり、迷ってたら道を教えてくれたり、東京ではまずありえない人の暖かさを感じたのであった。
Uber Eats輪行まとめ
Uber Eatsで輪行して稼ぐ、というのは2019年現在のシステムではあまりいい成果は得られない。
結局、帰りの電車代を稼ぐので手一杯で、食費や宿代、現地で調達した着替えなどでトータルでは大赤字になってしまった。
ただ、お金を稼ぎながら旅行をする…仕事が遊びで、遊びが仕事。そんな体験が気軽にできるのがUber Eats輪行である。
自由気ままにブレジャー
今回の記事はTOMIOさんに寄稿してもらいました。
ワタシも来年は各地のUber Eatsを体験する予定。